松下電器産業は、紙パック式のクリーナー「MC-P8000WX」「MC-P800WX」「MC-P800W」「MC-P80W」「MC-P8A」を発表した。発売は4月25日で、価格はオープン。推定市場価格は、MC-P8000WXが8万円前後、MC-P800WXが6万円前後、MC-P800Wが5万円前後、MC-P80Wが4万円前後、MC-P8Aが3万円前後。

床面だけでなく、床上30cmまでのハウスダストも取り除く「MC-P8000WX」「MC-P800WX」「MC-P800W」「MC-P80W」

新モデルは、MC-P7000JX~MC-P7Jの後継モデル。最大の特徴となっているのが「新・ダブルドライブノズル」の採用(MC-P8Aを除く)。従来のモデルに搭載されていたダブルドライブノズルは、内蔵された逆方向に回転する2つのブラシにより、ノズルを前後どちらへ動かしても大きな効果を発揮させるというものだ。これにより、同じ場所を何度も動かさなくても、効率的に床面のゴミを吸い込むことができる。新・ダブルドライブノズルでは、このダブルドライブノズルの上側に上方向から吸気を行う「エアダストキャッチャー」が搭載されている。室内の空気で、最もハウスダストが多く含まれているのは、床上30cmまでの領域。新モデルでは、床面の掃除とともに、この領域の空気に含まれるハウスダストも吸い込むというものだ。また、吸気が床面と上方とに分かれているが、そのことで、床面の集塵能力は落ちていないとのことだ。

MC-P8000WX/800WX/800Wには、ハウスダスト発見センサーも搭載。掃除中に、ハウスダストが多く存在する場所に差しかかると、ランプが点灯し、ユーザーに知らせると同時に、吸引力をアップし、効率的にハウスダストを吸引する。

また、使用される紙パックは高集塵タイプの「逃がさんパック」。立体3重構造を採用しており、0.5μmm以上のサイズの微細な塵/アレル物質などの99%以上を逃がさないという。

5モデルの違いは、MC-P8Aがエアロノズル搭載モデル。MC-P80Wは、新・ダブルドライブノズルえお採用したモデル。MC-P800WがMC-P80Wの機能に、ハウスダスト発見センサー、手元ブラシ、75cmの押し入れに収納可能な「すっきりコンパクト収納」といった機能を加えたモデル。MC-P800WXは、MC-P800Wの機能に、排気の勢いを抑えて、埃の舞い上げを防ぐ「排気ふんわりマスク」を搭載したモデル。MC-P8000WXが「ダブルメガアクティブイオン」発生機能を搭載した、フル機能モデルとなっている。

なお、同社によると、紙パック式クリーナーのシェアは、現在60%強程度とのことで、サイクロン式よりも上回っているとのことだ。また、割合は現在、微増しており、サイクロン式から紙パック式への回帰という動きも見られるとのことだ。