米ソフトウェア情報産業協会(SIIA:Software & Information Industry Association)は、米国内ではびこるデジタルソフトウェアの違法コピー(海賊行為)実態を調査した最新レポート「2007 Anti-Piracy Year in Review」を発表した。

昨年中に米企業内でもっとも多くの違法コピー使用が確認されたソフトウェアは、Symantecの「Norton Anti-Virus」だった。2位以下が、「Adobe Acrobat」「Symantec PC Anywhere」「Adobe PhotoShop」「Autodesk AutoCAD」「Adobe DreamWeaver」と続く。

インターネット上で違法販売されたソフトウェアのトップは、「McAfee VirusScan」。2位以下は、「Symantec Norton Anti-Virus」「McAfee Internet Security Suite」「Intuit TurboTax」「Adobe Photoshop」「Adobe Acrobat」が入った。Adobe Systems/Symantec/McAfeeの3大ブランドの製品が目立つ結果となっている。

SIIAは、違法行為の摘発を強化しつつ、正規製品の利用を訴える啓蒙活動にも力を入れていく方針を明示した。