Webアプリのオフライン動作を可能にする拡張「Google Gears 0.2」リリース

Googleは19日(現地時間)、Webアプリケーションをオフラインで利用可能にするブラウザ拡張「Google Gears」の新しいバージョン「Google Gears 0.2」をリリースした。昨年8月に発表したGoogle Gears 0.2は開発者用バージョンだったが、今回はすべてのユーザに向けたリリースとなる。

Google Gearsは、通常インターネットに接続していなければ利用できないWebアプリケーションを、ローカルでアプリケーションのリソースやデータベースを保持することによって、インターネットに接続していない状態でも利用できるようにするブラウザ拡張。現在はまだ開発者を対象としたベータ版であるが、Firefox 1.5以上とInternet Explorer 6.0以上に対応しているほか、Safariにも対応する予定があるという。

今回リリースされた新バージョンでは、「HttpRequest」と「Timer」の2つのモジュールが新たに追加されたほか、既存モジュールの機能も変更されている。

このうち、新たに追加されたモジュール「HttpRequest」はXmlHttpRequestのサブセット。Google Gearsでは、バックグラウンドの作業をWorkerと呼ばれるスレッドのようなものが肩代わりするが、WorkerからはXmlHttpRequestを直接利用することはできない。そこで、WorkerからもHTTPのリクエストを発行できるように導入されたのがこのHttpRequestモジュールである。このモジュールは、同期リクエストを発行できない点や、レスポンスをDOMとして扱うことができない点を除いて、ほぼXmlHttpRequestオブジェクトと同様の機能を提供している。

また、もう1つのモジュール「Timer」も、HttpRequestとほぼ同様の目的で追加されたモジュール。このモジュールによって、今までWorkerからは利用できなかったタイマーの機能が利用可能になる。

一方、既存モジュールに関しては、エラー処理が改善され、Workerで発生したエラーをメインのHTMLページで捕捉することが可能になった。これによって、Firebugのようなツールを使ってWorkerのエラーを確認できるようになった。

また、URLを指定することによって、そのURLからWorkerを読み込むことも可能になった。この機能は異なるドメインのURLでも利用可能であるため、他のWebサービスを組み合わせてマッシュアップを行う際に役立つとしている。

Google Gearsの次のバージョンでは、デスクトップにアクセスする機能を持つモジュール「Desktop」が追加される予定だという。今後もGoogle Gearsから目が離せない。

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