1人のダンサーを通して生命の輝きを撮る--田中泯 地を這う前衛

    原田のぞみ  [2008/02/20]

    岡田正人写真展「田中泯 地を這う前衛」が2月23日より、東京都新宿区のコニカミノルタプラザ・ギャラリーCで開かれる。舞踏家・田中泯と出会って撮り続けられた写真約50点が展示される。開催期間は3月3日まで。

    photo by Masato Okada

    岡田正人は1949年、兵庫県生まれ。1975年、舞踏家である田中泯と出会い撮影を開始した。その後工作舎所属のカメラマンとなり、観光情報誌、建築写真、企業の会社案内、広報誌をはじめ、多方面にわたる写真撮影に携わる。2006年3月19日、病気により56歳で他界。これまで写真展は、2006年にオリンパスギャラリーで「田中泯 海やまのあひだ」、2007年10月~2008年1月にPS1現代アートセンター(ニューヨーク)で「Min Tanaka:Photos by Masato Okada 1975-2005」が開かれた。写真集としては、2007年に『田中泯 海やまのあひだ』(工作舎)が出版されている。

    photo by Masato Okada

    一方、田中泯は2006年から、街や学校や神社、野山や海辺など、自在に場を舞う「場踊り」を展開中。それは30年前、裸で全国各地を踊り続けた「ハイパーダンス・プロジェクション1824時間」の記憶にも重なり、田中泯と岡田正人の出会いもここに始まったという。

    岡田にとって田中泯を撮影することは、「場」を捉えることでもあった。また、1970年代半ばから1980年代半ばにかけての岡田は東京湾の埋立地、夢の島、浦安あたりの地面、その千変万化する「泥」に惹かれ、撮り続けた。同展ではモノトーンの世界から、フワリと色彩が立ち上がる生命を予感させる色彩というものが、より輝きをもって見る人の心に染み入るような構成をイメージしているという。

    開催期間 2月23日~3月3日
    開催時間 10時半~19時(最終日のみ15時まで)
    入場料 無料
    休館日 無休※23、24日のイベント開催中(13時45分~15時半頃まで)は会場が閉鎖される

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