Bluetoothが無線LANに対応 - 高速化を実現へ

Bluetoothの標準化団体であるBluetooth SIGは、BluetoothとIEEE802.11(無線LAN)の両方に対応した物理層をもつBluetoothの新アーキテクチャ「Alternate MAC/PHY」を発表した。物理層を無線LANに対応させることで、通信の高速化を図る。なお、物理層よりも上位のレイヤで処理するプロトコルやプロファイルは、従来どおりBluetoothのものを使用することとなる。

これまでBluetooth SIGは、通信の高速化にはWiMedia Allianceの推進するUWBを採用すると述べていた。しかし、まずは技術的に安定している無線LANを採用。その後にUWBをサポートするという方針に転換した。将来はBluetooth、無線LAN、UWBの3つの無線伝送に対応する予定という。

Bluetoothが高速化を目指す理由のひとつとして、画像や動画といった容量の大きいファイルの転送に対応することが挙げられる。例えば携帯電話やデジカメから大量の写真をプリンタやパソコンに転送する場合、既存のBluetoothでは、時間がかかりすぎる。そのため、こういった大容量のファイルを扱うときのみ、高速な無線LANを用いるようにする。

新アーキテクチャ「Alternate MAC/PHY」については、現在、規格策定を進めている段階。2009年にはフィックスし、Bluetooth SIGのメンバー企業に公開する予定。早ければ、来年にはAlternate MAC/PHYを採用した製品が市場に出回る。



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