米英など世界8カ国でデジタル画像のオンラインマーケット「Fotolia」を展開するFotoliaは12日、日本におけるサービスを開始したと発表した。Fotoliaは、会員が登録したデジタル画像やイラストを、著作権使用料を免除することで低価格で提供しており、アマチュアからプロまで、すでに約308万の画像データを蓄積しているという。同社は「Fotolia Japanのオープンにより、日本でさらなる利用者拡大を図りたい」としている。

Fotolia Japanのトップページ画面

Fotoliaへの会員登録料は無料で、年会費なども不要、長期的な契約も必要ない。アマチュアや学生でも登録可能で、登録された画像やイラストは、まずFotoliaの編集チームによって審査される。

審査では、画像やイラストの商業的価値が検討され、登録者のランクによって設定される価格で販売が可能になる。登録者のランクは、販売実績に応じて高くなっていくよう考慮されているという。また、作品がFotoliaの編集チームの基準に至らない場合でも、Fotoliaの無料コンテンツ内で公開することができる。

Fotoliaでは、作品に関する著作権を写真家やイラストレーターに保証しながら、著作権使用料は作品の販売価格に含まれないため、「合法的なロイヤリティーフリー画像を150円から提供できる」(Fotolia)という。また、画像の検索も簡単にできるようになっており、「売り手と書い手のニーズに合った最適な写真やイラストを探し出すことができる」(同社)としている。