ソニーは、FM/AMラジオを搭載したブラビアワンセグ「XDV-D500」とワンセグテレビ機能を搭載したFM/AMラジオ「XDV-G200」を発表した。発売は4月10日で、価格はオープン。市場価格はXDV-D500が3万8,000円前後、XDV-G200が3万円前後と予想される。

ブラビアワンセグ「XDV-D500」と名刺サイズラジオにワンセグチューナーを内蔵した「XDV-G200」

XVD-D500もXDV-G200も、ワンセグテレビとFM/AMラジオの受信が可能なポータブル機器。ただし、製品としての性格は異なる。

XDV-D500は、約3.0型のワイド液晶とモバイルブラビアエンジンを搭載した製品で、より高品位な映像を楽しみたい人に向けたモデル。ワンセグテレビの録画機能も備えており、内蔵2GBのフラッシュメモリーに、最大10時間の録画が可能だ。録画は、現在放送されている番組だけでなく録画予約にも対応(1か月先まで/最大20件)。録画予約は、番組表からも行うこともできる(スポーツ延長対応)。また、充電スタンドにはF型のアンテナ端子が装備されており、部屋の中など、電波状況が悪い場合でも、外部アンテナを接続することで、クリアな受信が可能だ。

一方のXVD-G200は、名刺サイズのFM/AMラジオにワンセグテレビ機能を取り込んだモデル。通勤用カード型ラジオの発展形だ。本体の上部にプリセットボタンが装備されており、ワイシャツやスーツの胸ポケットにれた状態でもダイレクトに選局が可能だ。プリセットボタンは6個配置されており、それぞれのボタンに2局までプリセット可能(1回押した場合/2回押した場合で異なる局にチューニングされる)。また、このような携帯型ラジオでは、ヘッドホンホンのケーブルをアンテナがとして使用するケースが多いが、XVD-G200では、高感度アンテナを装備。高感度アンテナは、ヘッドホンジャックに差し込んで使用するもので、ヘッドホンの延長ケーブルのような形態。もちろん、その先に好みのヘッドホンを差して使用することが可能だ。また、電波状態の悪い場所での受信を考慮し、ノイズ低減回路も搭載。本体側面に配置された「ノイズカット」ボタンを押すと、高域のノイズがカットされ、聴きやすくなる(ただし、FM受信中は音声がモノラルになる。また、ワンセグテレビには使用できない)。使用されている液晶パネルは約2型。縦横比は4:3。録画機能などは装備されない。

両モデルとも充電式で、約3時間でフル充電される。連続使用時間は、XDV-D500がワンセグ放送受信or再生:約8時間/FMステレオ:約27時間/AMラジオ:約34時間、XVD-G200がワンセグ受信:約8時間/FMステレオ:約18時間/AMラジオ:約22時間となっている(いずれもヘッドホン使用時)。

XDV-D500 XDV-G200
サイズ 約98.0(W) × 59.3(H) × 14.3(D)mm 約58(W) × 92.0(H) × 約14.0(D)mm
質量(電池含む) 約107g 約87g