Microsoftは3日 (米国時間)、米Yahoo! の買収計画に関するGoogleの非難声明に対するコメントを発表した。両社の合併は競争の原理からして妥当という同社の主張は、Googleの主張と真っ向から対立するものだ。

声明文では、「両社の合併は、インターネット検索およびオンライン広告の分野における強力なナンバー2企業を生み、より自由な競争が行われる市場を創出する。それ以外のシナリオは、インターネットにおける競争を減らすばかりだ」と主張。Googleの見解とは反対に、合併が適正な競争をつくり出すとしている。

またMicrosoftは、「Googleは全世界の検索広告の分野で約75%、Web検索の分野では米国において65%以上、欧州において85%以上のシェアを持つ。一方のMicrosoftとYahoo! のシェアは、合計しても米国で約30%、欧州で約10%に過ぎない」と、市場におけるGoogleの優位性を指摘。支配的立場にあるのはGoogleだ、としている。