Blist - world easiest database?

1月30日(米国時間)、Blistのベータアカウントの配布がはじまった。ベータアカウントの配布がはじまったとはいえ申し込んですぐに試せるわけではないので、実際にどういった動作をするかは発表されたデモンストレーションから推測するしかないわけだが、これまでに発表された資料やブログでの発表、公開されたデモからはデータベースに対する新しい取り組みがやってきた、といえるかもしれない。Blistはブリストと発音する。

Kevin Merritt氏の言葉を借りるならBlistは"Blist is the world easiest database designed for mainstream users"ということになる。メインストリームユーザ向けに設計された世界でもっとも簡単なデータベースというわけだ。

Blistデモンストレーション

RDBMSはこれまでおもにデベロッパやプログラマが扱うものだった。Kevin Merritt氏がいう「メインストリームユーザ」というのはプログラマやデータベース管理者以外のユーザのことで、データベースを必要としつつも、それを扱う技量をもたずこれまでExcelのようなツールを活用してきたユーザのことを指す。

Blistは言ってしまえばFlex/Flashで開発されたデータベースフロントエンドアプリケーションだ。データベースの複雑性を隠蔽するだけでなく、Webアプリケーションとして活用できるようにUIが制作されている。Excelのようなスプレッドシートからデータベースを作成し、ドラッグ&ドロップでWebアプリケーションを作成できる。Flexで開発されているためAIRをベースとしてデスクトップアプリケーションとしても提供される可能性がある。

背後にあるデータベースを隠蔽し、特定のWebアプリケーションを開発するためのUIを提供するWebアプリケーションはBlistに限らず今後登場することになるだろう。Blistは今ベータアカウントの提供がはじまっている。興味があるユーザはアカウント申請をしておくといいだろう。