nuvifone

Garmin Internationalは米国時間の1月30日、GPS機能を備えた多機能携帯電話「nuvifone」を発表した。3.5Gサービスをサポート。音声通話、モバイルWeb、GPSナビゲーションなどの機能をタッチスクリーン操作を使って利用できる。「世界中の携帯電話とGPSのユーザーが待ち望んでいた、1つのデバイスが全てに対応する画期的な製品だ」とGarminの社長兼COOのCliff Pemble氏。2008年第3四半期の出荷を予定している。

nuvifoneは3.5型のタッチスクリーンを搭載。AppleのiPhoneと同様に、主な操作は画面上のソフトウエア・ボタンに触れて行う。ホーム画面には「電話」「検索」「ナビゲーション」「ブラウザ」「SMS」「電子メール」「ツール」などのアイコンが並ぶ。

携帯電話/ Web端末にGPS機能が使い勝手よく統合されているのがnuvifoneの特徴と言える。たとえば車内でnuvifoneを自動車用マウントに置くと、自動的にGPS機能がオンになりナビゲーション・メニューに切り替わる。同モードでも電話がかかってきたらハンズフリーによる通話が可能だ。

ナビゲーションはGarminのポータブルナビゲーション「Nuvi」と同様の機能を備える。住所、場所名、カテゴリなどによる検索が可能で、行き先までの音声ガイドを利用できる。Garmin製品として初めてGoogle Local Search機能を搭載しており、nuvifoneのデータベースに登録されていない場所情報もインターネットから引き出せる。またGarminのオンラインサービス「Garmin Online」を通じて、道路状況、ガソリン価格、株価、ニュース、天気予報、ローカルイベントなどの情報にアクセスできる。

モバイルWebブラウザ

GPSナビゲーション

「Where am I?」というユーザーの現在地を示すセーフティ機能を装備する。ワンタッチで、経緯度、住所、近くの警察署や病院、ガソリンスタンドなどが表示されるそうだ。またユーザーが最後にnuvifoneを自動車マウントから取り外した場所が自動的に記録され、初めての街や混雑している駐車場などで車の駐車場所が分からなくなってもnuvifoneを使って見つけ出せる。

ホーム画面

Google Local Search

内蔵カメラで撮影した写真にはジオタグが埋め込まれるので、写真からマップを呼び出せる

内蔵カメラで撮影した写真には自動的に位置情報タグが埋め込まれる。動画対応を含むマルチメディア機能は、MP3、MPEG4/AACなどの形式をサポートする。