英Sony Ericssonは27日(現地時間)、レコードレーベル10社と提携を発表し、自社コンテンツサービス「PlayNow arena」を拡充した。500万曲をカタログに追加するという。同サービスの提供計画も明らかにし、年内に30カ国展開を目指す。

PlayNow arenaは同社が2007年11月に発表したコンテンツサービス。着メロダウンロードサービスの「PlayNow」の進化系で、曲名やアーティスト名などの楽曲情報を追跡する「TrackID」との連携を強化した。携帯電話を利用したOTA(Over-the-Air)形式で楽曲を購入できるほか、ゲームなどの総合コンテンツサービスとした。

今回Sony Ericssonが提携を発表したのは、SonyBMG、Warner Music Group、EMI、The Orchard、IODA、The PocketGroup、Hungama、X5Music、Bonnier Amigo、VidZoneの10社。これにより、カタログに今後、500万曲以上を追加するという。

同社はまた、新人アーティスト向けサービス「PlyNow Uncut」も発表した。これまで「mBuzz」と呼ばれていたもので、新人アーティストはプロモーションの場として利用できる。ゲームでは、新たに250種類を追加するという。

PlayNow arenaは今年第2四半期にスウェーデンなどの北欧4カ国で提供を開始し、その後欧州市場、米国、アジアと拡大する。年内に30カ国で提供する計画だ。