映画の"最もロマンチックな瞬間"、どれを選ぶ? - Top 10ランキング

    Junya Suzuki  [2008/01/31]

    美男・美女がスクリーン上に揃えば、そこに何かのロマンスや悲劇が巻き起こる――そんな恋愛映画の中には恥ずかしいくらいにロマンチックな場面や、あるいは「これぞ名シーン」と呼べるような瞬間が存在する。これまで多くの映画を見てきた貴方なら、きっとそうしたシーンの1つや2つはすぐに思いつくだろう。米CNN Internationalが提供する映画情報番組「The Screening Room」では、名作『カサブランカ』から『ローマの休日』、そして『アメリ』といった最新映画まで、同番組が選んだ映画の「最もロマンチックな瞬間」のベスト10をリストアップしている。

    え? 自分の気に入ったシーンが入っていないし、選んだ基準に異議がある?

    当然だろう。こうした映画やお気に入りシーンなんて人それぞれ、千差万別だ。同番組によれば、このリストは未完成でトップ10の順序自体に現時点では意味がないという。The Screening RoomのBlogでは視聴者からのコメントを募集しており、貴方のお気に入り映画とそのシーンを書き込めるようになっている。映画には一家言あるという貴方は、ぜひ議論に参加してほしい。これらコメントは最終的に集計され、"真"の"最もロマンチックな瞬間"ベスト10が決定されることになるからだ。

    さて、CNNIのThe Screening Roomが選んだベスト10の映画シーンを見ていこう。カッコ内は邦題。

    1. Casablanca (カサブランカ)

    リック(ハンフリー・ボガート)イルザ(とイングリッド・バーグマン)がそれぞれの目的のために別れるシーン。特にボガートのスピーチシーンはわれわれを捕らえて放さない。
    (マイケル・カーティス監督/1942年)

    2. City Lights (街の灯)

    盲目の花売りを演じるヴァージニア・チェリルが、浮浪者のチャールズ・チャップリンの手を握ったときにその正体がわかるシーン。
    (チャールズ・チャップリン監督、1931年)

    3. Roman Holiday (ローマの休日)

    "真実の口"で王女のオードリー・ヘプバーンと一般人のグレゴリー・ペックがふざけあっているシーン。ほろ苦いエンディングとは対照的で印象深い。
    (ウィリアム・ワイラー監督、1953年)

    4. From Here to Eternity (地上より永遠に)

    バート・ランカスター演じる曹長と人妻カレン(デボラ・カー)は、戦場の中で安らぎの場所を見つけていた――「あなたみたいなキスをした人はいなかったわ」。ジンネマンの作った名シーンは、ハリウッドの古典的象徴の1つになっている。
    (フレッド・ジンネマン監督、1953年)

    5. Amelie from Montmartre (アメリ)

    アメリ(オドレイ・トトゥ)が、ニノ(カチュー・カソヴィッツ)の自転車の後ろに乗って、サクレ=クール寺院へと続くパリの石畳の道を下っていくシーン。
    (ジャン=ピエール・ジュネ監督、2001年)

    6. Annie Hall (アニー・ホール)

    アルヴィ(ウッディ・アレンが)、テニスクラブでアニー(ダイアン・キートン)に初めて会うシーン。
    (ウッディ・アレン監督、1977年)

    7. La Dolce Vita (甘い生活)

    若きジャーナリストのマルチェロ・マストロヤンニが、トレビの泉でアメリカ女優のアニタ・エクバーグと日没から夜明けまでの一夜を戯れて過ごすシーン。
    (フェデリコ・フェリーニ監督、1960年)

    8. Before Sunrise (ビフォア サンライズ 恋人までの距離)

    セリーヌ(ジュリー・デルピー)とジェシー(イーサン・ホーク)が互いの相性を確かめるためにレコード屋の音楽ブースへと向かう。この中での互いを意識するシーンのむずがゆさ。
    (リチャード・リンクレイター監督、1995年)

    9. Lost in Translation (ロスト・イン・トランスレーション)

    賞味期限の切れた映画スターのボブ(ビル・マーレイ)と孤独な新婚婦人のシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)が東京の街へと繰り出し、別れのシーンでボブがシャーロットにそっと自身の秘密を耳打ちするシーン。
    (ソフィア・コッポラ監督、2003年)

    10. When Harry Met Sally (恋人たちの予感)

    Katz's Deliでの激情シーンでもなく、ましてやNYセントラルパークでの散歩シーンでもない。90分のドタバタの後、ハリー(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)が1つの結論へと行き着く直前の口論シーン。これは現在、われわれが新年の花火打ち上げと呼んでいるものだ。
    (ロブ・ライナー監督、1989年)

    "未完の"本ベスト10では、このほか『タイタニック』などを含めて5つの映画のロマンチックシーンを欄外で紹介している。選びきれなかったベストシーン、あるいは記憶の奥に眠っているベストシーン。バレンタインデーも間近に迫ったこの時期、これを機会に引っ張り出して、振り返ってみてはいかがだろうか。

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