独Qimondaは30日、1GBおよび2GBのDDR3 SO-DIMMのサンプル出荷を開始したことを発表した。2008年前半に市場投入が見込まれる次世代のノートPCへの搭載を目指す。

1GBおよび2GBのDDR3メモリモジュールは、同社と同社のパートナー企業であるNanya Technologyが共同開発した75nmプロセス技術で製造する1GビットDDR3コンポーネントをベースとしている。駆動電圧をDDR2の1.8Vから1.5Vへと引き下げたことにより、消費電力の削減を実現しているほか、機能の最適化を行ったことにより、SO-DIMMの容量に応じて、DDR2モジュールに比べ消費電力を30~50%以上削減する。データ転送速度はDDR2の2倍となる最大1,600Mbpsを実現している。

また、高速データ転送時に1つのチャネルに2つのDIMMを走らせるために必要な、データバス上のシグナル・インテグリティ(信号波形の品質)を強化する「ダイナミックODT(On Die Termination)」などの新機能が搭載されており、より高速な転送速度を実現することが可能だ。