ソニーは、35mmフルサイズ(対角43.3mm)の面積を持つ有効2481万画素の高速・高画質CMOSイメージセンサーを開発したと発表した。同社では、本年中に量産を開始する予定としている。

CMOSイメージセンサー

今回開発されたCMOSイメージセンサーは、独自の回路設計技術と均一性向上の為の高い平坦化技術などの製造技術によって、35mmフルサイズで2481万画素を実現したという。また、A/D変換器を画素の垂直列毎に並列配置した独自の「列並列A/D変換方式(カラムA/D変換方式)」を採用することで、アナログ伝送中に混入するノイズを抑え、信号の高速読み出しを可能にしたという。内蔵A/Dコンバーターは12bit。全画素読み出しでは毎秒6.3コマの読み出しが可能で、窓読みだし(部分読み出し)にも対応する。出力は12チャンネルパラレルLVDS出力に対応する。