東京都は、船の観光ルートを調べるための「お江戸下町乗船モニター」を募集している。モニターの種類は「固定便モニター」と「フリー便モニター」の2種類。「固定便モニター」では扇橋閘門やレインボーブリッジなど観光名所を巡り、「フリー便モニター」では高橋-越中島間の乗船が楽しめる。なお、どちらも案内ガイド付き。無料でさまざまな観光地を船で巡ることができるという。

隅田川をゆったりと移動する

「固定便モニター」は両国から扇橋閘門、荒川ロックゲート、レインボーブリッジ、オリンピックメインスタジアム予定地などを巡って、越中島に戻ってくるもの。船中ではガイド案内が付き、江戸風情あふれる景観と新しい東京の顔、両方の魅力が味わえる乗船ツアーとなっている。また最終地点の越中島近くでは、第4回お江戸深川さくらまつりが開催予定となっており、桜を見ながらの乗船が楽しめるかもしれない。所要時間は、約2時間30分程度。

募集日時は3月28日・29日・30日の3日間、出発時間は各日9時~、11時~、13時30分~、募集定員は1便に対し20名となる。応募条件は、満18歳以上で乗船後アンケートに協力できる人、また長時間乗船可能な人とする。申し込みは、往復はがきに希望出発日時・全員の住所・氏名・年齢・電話番号を明記して、東京都乗船モニター事務局に郵送する。はがき1枚に対し2人まで応募可能で、締め切りは2月22日まで(当日消印有効)となる。応募多数の場合は抽選。

一方の「フリー便モニター」では、事前の申し込みは必要ない。当日、先着順にて乗船することが可能だ。運行ルートは2種類あり、高橋ルートは高橋から越中島までで集合場所は高橋船着場、越中島ルートは越中島から高橋までで集合場所は越中島船着場となる。どちらも案内ガイド付き。乗船するには、乗船後にアンケートに協力する必要がある。

運行日は3月28日・29日・30日の3日間で、出発時間は各日高橋ルートが9時25分・10時10分・11時50分・12時40分・13時55分・15時00分・15時55分、越中島ルートが9時45分・12時10分・14時15分・15時20分・16時15分。所要時間は約20分で、乗船定員は1便あたり約50名となる。

東京都は、船で巡る多様で魅力ある観光ルートの形成を目指しており、同モニターの参加者を募ることとした。企画担当者は、「東京の観光ルートを調査するとともに、東京の江戸情緒が残る観光資源を多くの人に知ってもらえればと思います」と話している。

桜の時期の乗船イメージ

小名木川にある扇橋閘門