日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は28日、タワー型ブレードエンクロージャ「HP BladeSystem c3000 タワーエンクロージャ」を発売した。価格は61万7,400円から。出荷は1月下旬より開始される。

タワー型ブレードエンクロージャ「HP BladeSystem c3000 タワーエンクロージャ」

HP BladeSystem c3000 タワーエンクロージャは、2007年9月に発売された中小規模環境向けブレードエンクロージャ「HP BladeSystem c3000」と同等の性能ながら、底部にキャスターが付いたタワー型の筐体を採用することで、より床置き使用に適した形状にしたもの。フルハイト4台、またはハーフハイト8台のブレードを格納可能で、冷却ファン6個(最大6個)、パワーサプライ4個(最大6個)、複数サーバで同時利用可能なDVDドライブを標準搭載し、AC100V電源に完全対応する。また、c700用パワーサプライと管理モジュールを除く、HP BladeSystem c3000/c7000エンクロージャ用のすべてのブレード装置、コンポーネントを利用可能だ。

本体サイズは34(W)×87(D)×54(H)cm(キャスター部含む)。動作音が55dBAに抑えられているのも特徴だ。

また、HP BladeSystem c3000 タワーエンクロージャ、およびHP BladeSystem c3000エンクロージャ向けKVMオプション「HP BladeSystem c3000 KVMオプション」も同時に発表された。価格は4万2,000円から。出荷は2月上旬より開始される。

HP BladeSystem c3000 KVMオプションは、USBマウスとUSBキーボード用のUSBポートを2基、捜査中の画面を表示するためのディスプレイ用ミニD-sub 15ピン端子を1基備え、複数のブレードの管理操作を1組のキーボード、ディスプレイ、マウスで行えるもの。USBインタフェースケーブルを併用することで、コンソールスイッチへのカスケード接続も可能だ。

このほか、2基のプロセッサを搭載したハーフハイトの2Pブレード型サーバ「HP ProLiant BL460c」とフルハイトの2Pブレード型サーバ「HP ProLiant BL480c」において、インテル Xeon プロセッサ 5400番台/デュアルコア インテル Xeon プロセッサ 5200番台を搭載した新製品5モデルも発表された。価格はそれぞれ31万7,100円からと48万900円から。いずれもデュアルコア インテル Xeon搭載モデルは2月中旬、クアッドコア インテル Xeon搭載モデルは2月下旬から出荷が開始される予定だ。