ついにPhotoshopをサポート - Win32 API互換環境「Wine 0.9.54」

 

Wineプロジェクトは25日 (米国時間)、Windows互換のアプリケーション実行環境Wineの最新β版「Wine 0.9.54」をリリースした。LinuxやFreeBSD、Mac OS XなどUNIX系OSに対応するソースコードのほか、各種Linux向けのバイナリパッケージは同プロジェクトのWebサイト経由から入手可能。

今回のリリースでは、Adobe Photoshopをサポート。バージョン5からCS2までのPhotoshopが、比較的安定して動作することが報告されている。注意点としては、Photoshopはインストーラ (SETUP.EXE) を利用してWine環境上へ導入すること、事前にTimes32フォントをインストールしておくことなどが挙げられている。なお、Bridge CS2はサポートされないことや、Microsoft ODBCが未インストールの環境ではPhotoshop Elements 4 / 5が動作しないなど、機能制限も残されている。

Wineは、UNIX系OSを主対象としたWin32 API互換のアプリケーション実行環境。Windowsアプリケーション上のWin32 APIのコールを、Wineが提供する互換機能へと置換することにより、Windowsアプリケーションを実行することが特徴。1993年にスタートした開発プロジェクトは、2005年10月からβステージへと移行しているが、不具合の修正にくわえ、DirectX 9.0cのサポートや日本語フォントの標準装備といった新機能の追加も行われている。

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