東京・青海の日本科学未来館にて、3月20日から企画展「エイリアン展――モシモシ、応答ネガイマス。」が開催される。会期は6月16日まで。開場時間は10時から17時まで(入館は16時30分まで)。毎週火曜休館(ただし4月1日、4月29日、5月6日は開館)。入場料は大人900円。18歳以下350円。

この「エイリアン展」は近年の研究成果をもとに、エイリアン(=地球外生命)の可能性を科学的に紹介していくもの。「空想としてのエイリアン」「科学としてのエイリアン」「エイリアンの世界」「エイリアンとの交信」の4つのゾーンで構成されている。内容は『エイリアン』『E.T.』『プレデター』といったSF映画の有名エイリアンに関する展示はもちろんのこと、地球外生命を考える手がかりとして研究者たちが注目する深海生物についても紹介。また科学者たちが「地球と異なる環境で生命が誕生したら?」と仮定して想像した未知の惑星の生物を観察できるなど、様々な趣向が凝らされており、来場者は最先端の生命科学や宇宙科学を楽しみながら学ぶことができる。各種ワークショップやトークイベントも予定されており、公式サイトで順次発表を行うとのこと。

この企画展は2005年にロンドンで"The Science of Aliens"という名称で初公開され、フランス、スペイン、アメリカなど世界各国を巡回展示していたが、アジア圏では今回の展示が初となる。現在のところ、日本での開催予定は日本科学未来館だけのことなので、「エイリアン」という知的好奇心を刺激する単語にピンときた人は、春休みからゴールデンウイークにかけて足を運んでみてはいかがだろうか。

「科学としてのエイリアン」より
会場風景

「科学としてのエイリアン」より
ウィーディー・シー・ドラゴン

「空想としてのエイリアン」より
エイリアン・クイーンの模型

「エイリアンの世界」より
仮想エイリアン「マッドポッド」
(c)Big Wave 2005 / Channel 4 television