米IBM、企業ユーザーの課題をWeb 2.0技術で解決する新ツール群

    Junya Suzuki  [2008/01/24]

    米IBMは1月23日(現地時間)、現在米フロリダ州オーランドで開催されているLotusphere 2008において、Web 2.0の世界で利用されているテクニックやツールを企業ユーザーのコラボレーション用途で活用するための新製品「Lotus Mashups」と「Lotus Connections 2.0」を発表した。「マッシュアップとSNSで企業ユーザーの課題を解決する」ツールになるという。またIBMは同日、コンテンツライブラリ機能を提供するツールの最新版「Lotus Quickr 8.1」もアナウンスした。

    マッシュアップとは、複数のサービスを組み合わせて1つの新しいサービスを作り出すテクニックのこと。例えば地図データと不動産物件データを組み合わせることで、地図に紐付けされた不動産物件検索サービスが可能になる。Lotus Mashupsはこのマッシュアップを作成するツールだが、Webブラウザのインターフェイスを介してだれもが簡単にマッシュアップを構築できる点が特徴。ビジネス用途に便利なウィジェット(ミニアプリケーション)を集めたカタログが用意され、自由に組み合わせて自身の作業に必要なマッシュアップの作成に利用できる。

    一方のLotus Connections 2.0は、企業向けSNS(Social Network Service)構築ソフトウェアの最新版だ。IBMによれば、昨年のLotusphere 2007でConnectionsが登場して以来、世界で何百社ものユーザーの間で利用が進んでいたという。2008年前半のリリースが見込まれる2.0は、複数のウィジェットやマッシュアップを集めて1つのスクリーン上に表示できる新機能"ホームページ"を備える。これはiGoogleやMy Yahooのような各種サービスの集合体で、Lotus Connectionsで提供される5つの基本サービスのデータを抽出して、ユーザーが好きな形でカスタマイズできる。Yahooなどの外部サービスのデータも取り込めるほか、QuickrやSametimeなどの他のLotus製品との連携も可能だ。

    またLotus Quickrの新版8.1では、従来からのコンテンツライブラリ機能に加え、会議室やブログ、Wikiなど、コミュニケーション系ツールの機能が拡充された。他のアプリケーション製品へのコネクタを用いることで情報の一元管理を行う機能も健在。さらに新製品ではIBMのFileNet P8やContent Manager、ECM(Enterprise Content Management)といったエンタープライズ級のコンテンツ管理システムとの接続が可能になる。このほか、Quickr特有のコネクタ機能を利用して個人ベースでの(アプリケーション間)ファイル共有サービスを可能にする「Lotus Quickr Entry」という製品も用意される。

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