独SAPが米IBMと提携、今度はLotus Notesと連携可能に

    末岡洋子  [2008/01/23]

    独SAPと米IBMは21日(現地時間)、IBMが米フロリダ州で開催中の「Lotusphere 2008」にて提携を発表した。今後「Atlantic」(開発コード名)として、「Lotus Notes」経由でSAPアプリケーションにアクセスできる連携ソフトウェアを開発する。最初のバージョンは2008年第4四半期に提供する見込みだ。

    Atlanticは、IBMのグループウェアであるLotus NotesとSAPの業務アプリケーションスイート「SAP Business Suite」とを連携させるためのソフトウェアとなる。IBMとSAPは35年以上のパートナー関係にあり、Atlanticは両社初の共同開発ソフトウェアになるという。

    Lotus Notesクライアントの利用コンテキストにあわせて、SAPの業務アプリケーションを利用できるようにする。慣れ親しんだデスクトップUIからSAPの各機能にアクセスできるため、あらゆるユーザーを対象にできるとしている。SAP側は、ユーザーの裾野を広げる狙いだ。

    今年第4四半期にリリースを予定している最初のバージョンでは、SAPのワークフロー、レポート・分析、役割機能をLotus Notesクライアントに統合できるようにする。その後、これら各機能を拡張する機能を統合するためのツールを発表する。これには、Lotus Notesおよび「Lotus Domino」で提供されているコラボレーション機能やオフライン機能を活用するための技術も含まれる予定という。

    Lotus Notesのユーザーは世界に1億3,500万人以上おり、両社の共同顧客からこのようなシームレスな連携を実現するためのソフトウェアを求める声は多かったという。

    AtlanticはIBMとSAPの両社から提供され、さらなるカスタマイズや導入コンサルティングには、IBMのサービス事業部であるIBM Global Business Services、SAPのパートナー各社が対応する。

    SAPは米Microsoftとも同様の提携を結んでおり、「Microsoft Office」との連携ソフトウェア「Duet」を共同開発、2006年に提供を開始している。

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