京福電気鉄道は、源氏物語千年紀記念の特別ラッピング電車「紫のゆかりちゃん号」を運行している。

源氏物語千年紀記念の特別ラッピング電車「紫のゆかりちゃん号」

京都府・京都市など多数の自治体・団体から構成される「源氏物語千年紀委員会」によると、源氏物語の存在が記録上確認されてから2008年でちょうど1000年を迎えることから、各種記念事業や協賛行事が計画されているという。京福電鉄ではこの機運を盛り上げようと、同委員会の認定した公式ロゴマークをヘッドに付けた列車を運行させることにした。

源氏物語屏風絵が掲出された車内

特別ラッピング列車の愛称「紫のゆかりちゃん号」は「紫のゆかり、ふたたび」と記された公式ロゴにちなんで名付けられた。車体側面には源氏物語屏風絵がラッピングされ、カラーリングも屏風絵に合わせて変更。車内には中吊りと側面に源氏物語の屏風絵を掲出するなど、まさに源氏物語一色。乗車しただけで古都の王朝の雰囲気が漂ってくるようだ。「紫のゆかりちゃん号」は嵐電の四条大宮~嵐山間を12月中旬頃まで毎日往復する予定。運行時刻についてはこちらに掲載されている。

日本画家・岡田泰麿作による源氏物語千年紀「プレミアム記念乗車券」

なお京福電鉄では源氏物語屏風絵の中から6枚をプリントした数量限定の「源氏物語千年紀プレミアム記念乗車券」の発売も16日から開始した。スタンドにもなるケースつきで飾って楽しむこともできる。嵐電1日フリーきっぷ1枚(500円相当)と嵐電乗車券5枚(各200円相当)の6枚セットで1,500円。販売は嵐電主要駅の駅窓口で行うほか、通信販売も受け付けている。