NS、製造インフラの調整措置を発表 - 設備の処分に伴い200名を削減

      [2008/01/22]

    アナログ半導体ベンダの米National Semiconductor(NS)は21日(現地時間)、自社ウェハ工場における一部の製造設備の処分ならびに人員削減を実施すると発表した。同社は工場の近代化および生産能力合理化措置の一環として、数年前から新規設備と作業プロセスの導入による効率の向上を進めてきたが、今回の措置はこれを有効に活用するためのもの。

    同社は、1997年にFairchild Semiconductorの分離独立、1999年にVIA TechnologiesへのPC向けプロセッサ事業の売却、2003年に組み込み機器向けプロセッサ事業の売却など、主に汎用製品ならびにデジタル製品事業の売却および処分を行い、付加価値の高い高性能アナログ製品の拡充に注力してきた経緯を持つ。

    今回の措置により、同社は約200名の人員削減を行う。主に削減対象となるのは同社の保有する3つのウェハ工場のうち米アーリントン工場とスコットランドのグリーノック工場。残りの米サウスポートランド工場でも若干の人員削減が行われる予定。対象となる人員は製造部門の直接および間接労働者、管理職、スタッフおよびサポート要員。

    人員削減に伴って発生する一時的費用は約2,000万ドル。内訳は約1,200万ドルが対象者の退職手当、約700万ドルが製造機械の減損および処分、約100万ドルが契約上やその他の義務に関連した費用としている。これらの措置による経営的な効果は、同社の2008会計年度第3四半期(2007年12月~2008年2月)には小幅にとどまる見通しとしているが、同第4四半期(2008年3月~5月)には1%の粗利益率の改善が見込まれている。

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