openSUSE開発チームは18日 (米国時間)、LinuxディストリビューションopenSUSEの次期バージョン開発版をアップデート、「openSUSE 11.0 Alpha1」としてリリースした。対応プラットフォームはIntel ix86とx86_64、PowerPCの3種。全パッケージを収録したDVD-ROM版のほか、デスクトップ環境にKDEとGnomeそれぞれを収録した2種類のライブCD版が用意されている。

openSUSE 11.0 Alpha1では、2007年12月にリリースされたAlpha 0の収録パッケージのうち1,026をアップデート。5年9月ぶりのメジャーバージョンアップを果たした「KDE 4.0」正式版を同梱したほか、perl 5.10やCUPS 1.3.5など、Alpha 0以降にリリースされた最新のオープンソースソフトウェアを収録している。ライブラリ「libzypp」もアップデート、新たに採用された「sat solver」ライブラリの機能により、パッケージの依存関係をダブルチェックすることが可能になった。