LG.Philips LCD、効率的な生産と原価節減効果で業績好転

    佐々木朋美  [2008/01/16]

    LG.Philips LCD(以下、LPL)は、2007年第4四半期の実績発表を行った。

    同社によると2007年第4四半期の売り上げは4兆3,220億ウォン(約4,967億6,674万円)、営業利益は8,690億ウォン(約998億8,207万円)で、双方「四半期別としては最大」(LPL)になったという。四半期別の売上額は、前期比で9%、前年同期比で41%と、大きく増加している。また同じく営業利益は、前期比25%増で、前年同期は1,770億ウォン(約203億4,421万円)の営業赤字であったことから、大幅に黒字転換している。

    年間の売上額は14兆3,520億ウォン(約1億6,496億586万円)で前年同期比35%増加し、こちらも年間売上額としては過去最大を記録。同営業利益は1兆5,040億ウォン(約1,729億53万円)で、3年連続の1兆ウォン(約1,149億3,909万円)超えを果たしている。

    売り上げ基準で見ると、テレビ用LCDパネルが50%、デスクトップモニタ用パネルが24%、ノートPC用パネルが21%、その他5%を占めている。また第4四半期の面積基準の出荷量は、前期比9%増の340万平方メートルだ。

    好調の理由としてLPLでは、LCD需要の拡大やパネルの市場価格が安定したことのほかに、"Max Capa"活動や、原価を節減したモデルの導入などを挙げている。Max Capa活動は、既存設備の活用度を最大化することで投資を抑えつつ、生産能力や生産量を効率的に上げることだ。

    第4四半期における、平方メートル当たりの売上原価は、前期比で3%減少した90万ウォン(約10万3,400円)。年間では31%の原価節減率を達成している。このように単に大規模投資を行うより、原価節減に集中する方向に企業体質を変えることで、収益性がぐんと改善されるされる結果を生み出した。

    2008年には8世代LCD生産ラインの構築も含め、3兆ウォン(約3,448億1,727万円)を投資する予定であるという。この際にも効率的な生産ができるライン設計を目指す。また有機EL事業への本格的な準備、フレキシブルディスプレイ開発、LEDバックライトLCD市場の開拓などの分野へも、注力していく予定だ。

    LPLでは「持続可能な競争力を確保するため、合理的な生産と設備投資、原価節減活動と革新的製品を基盤にした、価値中心の経営を続けていく」と、今後の方針について述べている。

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