MicrosoftのM&A担当役員が退任へ - 買収戦略の方針転換は必至か

      [2008/01/11]

    Bruce Jaffe氏

    Microsoftは10日(現地時間)、同社のコーポレートデベロップメント担当バイスプレジデントでM&A戦略責任者のBruce Jaffe氏が2月29日付けで退任することを明らかにした。退任理由および同氏の今後の予定などは不明。同社は2日前の8日、ノルウェーのエンタープライズ検索企業 Fast Search & Transferを12億ドルで買収する意向を表明したばかり。今後、誰がこの買収案件の指揮を執っていくのかも不明だ。

    同氏は1995年にMicrosoftに入社、同社のオンラインサービスMSN担当のCFOなどを務め、同事業の検索型広告による収益を大幅に伸ばした実績をもつ。1999年、M&Aや他社への投資などを統括するコーポレートデベロップメント部門が同社に設置され、以後、Jaffe氏は同部門の責任者として数多くの買収案件に関わってきた。「1年に数千社とまではいかなくても、数百社くらいの買収はこなしたい」と語っていたといわれており、ここ数年のMicrosoftの積極的なM&A戦略の成果は同氏の手腕によるところが大きい。昨年のDoubleClick買収をめぐるGoogleとの激しい争いはまだ記憶に新しいが、Googleに負けた1カ月後、Microsoftは同じオンライン広告企業であるaQuantiveを買収している。このときの買収金額60億ドルはGoogleがDoubleClickに費やした金額の約2倍だった。

    Jaffe氏の離職について同社は「BruceがMicrosoftの成長のために貢献してきたことに非常に感謝している。彼の次の活動がうまくいくことを願っている」とコメントしている。

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