リクルートは、温泉地利用に関するアンケート結果を発表した。調査期間は9月7日~9月14日まで。対象者は同社運営の国内旅行情報サイト「じゃらんnet」の予約利用者で、有効回答人数は6,727人に上った。

調査結果は以下の通り。

じゃらん もう一度行ってみたい温泉地ランキング

順位 温泉地 票数(複数回答5つまで)
1 箱根温泉 1,228
2 由布院・湯平温泉 1,003
3 草津温泉 938
4 登別温泉 813
5 別府温泉郷 647
6 道後温泉 611
7 黒川温泉 504
8 指宿温泉 493
9 下呂温泉 478
10 城崎温泉 456
11 洞爺湖温泉 434
12 有馬温泉 414
13 乳頭温泉郷・田沢湖温泉 379
14 鬼怒川温泉 365
15 奥飛騨温泉郷 364
16 定山渓温泉 333
17 和倉温泉 322
18 白浜温泉 314
19 熱海温泉 311
20 層雲峡温泉 305

調査結果によると、もう一度行ってみたい温泉地ランキング第1位は神奈川県の箱根温泉、第2位が大分県の由布院・湯平温泉、第3位が群馬県の草津温泉となった。

箱根温泉は、特に関東・甲信越地方在住者の票を集めた。箱根温泉を選んだ理由としては「手頃な料金で行けるから」「交通の便が良いから」という意見が多くみられた。加えて、「自然に囲まれているから」「街の雰囲気が好きだから」「周辺の観光スポットが充実しているから」という、観光スポットとしての魅力を理由に挙げるケースも多数あった。気軽に温泉の魅力を味わえることが票につながったのだろう。

第2位の由布院・湯平温泉を選択した理由は「お気に入りの宿泊施設があるから」「お料理がおいしいから」という、宿泊施設に関係する理由が大多数。お気に入りの宿泊施設には「由布院 玉の湯」「御宿 ゆふいん亭」をはじめ、複数の宿泊名が挙げられているのも特徴的だ。ちなみに「まだ行ったことはないが、一度は行ってみたい」温泉地の第1位にも由布院・湯平温泉が上がっており、注目度の高さが窺える。第3位の草津温泉に対しては「温泉の効能や泉質が気に入っているから」とする票が多く、それぞれ利用者のこだわりが感じられる結果となっている。

その他、2006年度同調査24位だった秋田県の乳頭温泉郷・田沢湖温泉が13位に上昇しており、理由は「秘境気分を味わってみたい」「乳白色の湯に入ってみたい」としている。今後の温泉ランキングに注目ができそうだ。