米NPD Groupは、今年第3四半期(7~9月期)における米国内の音楽市場動向を調査した最新レポート「Digital Music Monitor」を発表した。

同レポートによれば、iTunes Storeなどの有料音楽配信サービスを同四半期中に利用したことがあるという回答者は、Macユーザーの約半数を占めたのに対して、Windowsユーザーは16%に過ぎなかった。CD購入者の割合も、MacユーザーがWindowsユーザーを上回り、PC上で音楽を聴く、楽曲をMP3プレイヤーに転送するという利用スタイルの割合も、Macユーザーは、ほぼWindowsユーザーの倍に達したという。

同社アナリストのRuss Crupnick氏は「デジタル音楽を楽しみつつ、CD購入にも積極的なMacユーザーが多いとは、デジタル音楽の利用者増加がCD販売の低下につながるとの説が真実でないことも示唆する」とコメントした。