新聞70紙・雑誌150誌の記事データベース「ELNET(イーエルネット)」を提供するエレクトロニック・ライブラリーは20日、「2008年の注目キーワード10」を発表した。キーワードには北海道洞爺湖で開催される「洞爺湖サミット」や原油高騰による「原料高」などが選ばれた。

「2008年の注目キーワード10」は以下の通り。

分野 キーワード
政治 洞爺湖サミット、大統領選挙、総選挙
経済・産業 排出量取引、原料高、レアメタル、NGN(次世代ネットワーク)
社会 北京五輪、ワーク・ライフ・バランス、再生医療

政治分野では、日本が議長国となり環境問題を世界レベルで協議する「洞爺湖サミット」、2008年12月にアメリカで行われる次期「大統領選挙」、日本でも政局次第では実施される「総選挙」が挙げられた。

続いて経済・産業分野では、温室効果ガスの削減に向けた「排出量取引」、消費や景気に与える影響が大きい「原料高」、パソコンなどハイテク機器の製造には安定供給が不可欠な資源「レアメタル」、進化するITとして商用化が秒読みに入った次世代ネットワーク「NGN」が選ばれた。

さらに社会分野では、20年ぶりのアジア開催となる「北京五輪」のほか、仕事と生活の調和された働き方、生き方を指し、労働人口の減少に対応する施策として関心が高まっている「ワーク・ライフ・バランス」、万能細胞の世界的な発表などで実現に光が見えた「再生医療」といったキーワードが話題になると予測している。

また、同社が発表した「2007年ELトレンド指数ランキング」(1月~11月)では、7月16日に発生した新潟県中越沖地震や、3月25日に起きた能登半島地震などがランクインした。

「2007年ELトレンド指数ランキング」(1月~11月)は以下の通り。

順位 トレンド指数 キーワード
1 39.50 新潟県中越沖地震
2 16.98 年金記録
3 9.09 能登半島地震
4 7.68 サブプライムローン
5 6.86 臨界事故
6 6.28 新テロ対策特別措置法案
7 6.14 内閣改造
8 5.40 ジェットコースター
9 5.34 ハイリゲンダムサミット
10 5.12 証人喚問