本田技研工業は、ビックスクーター「シルバーウイングシリーズ」のカラーリングを変更し、各部の質感を高めて発売する。シルバーウイング<600>の発売日は12月25日、価格が83万4,750円(ABSは88万7,250円)。シルバーウイング<400>の発売日は2008年1月25日、価格が70万8,750円(ABSは76万1,250円)。

シルバーウイング<600>ABS ※グラファイトブラック

シルバーウイング<400> ※シールシルバーメタリック

「シルバーウイング」シリーズは、2001年の発売以来、質感の高さや快適性などで、40~50代を中心に支持を得ている大型スクーター。前・後輪の制動力を適切に配分する油圧制御の前・後輪連動ブレーキシステムを標準装備。また、ABSをタイプも設定されている。

今回の変更はカラーリングが主で、エンジン・機構などは従来モデルと同様。シルバーウイング<600>と同ABSには、サイドカバーに「SILVER WING」の立体ゴールドエンブレム、車体のテールカウルに「HONDA」の立体エンブレムを配し、前・後ホイールにゴールドカラー、ハンドルウエイトにクロームメッキを採用した。また、ABSタイプは、リアのブレーキキャリパーをゴールドカラーに変更。シートについては、シルバーウイング<600>は、ディンプル調の座面部とカーボン調のシートサイド部を組み合わせたツートーンシートを新たに採用。ABSタイプは従来同様のブラックとグレーのツートーンシートとなる。

シルバーウイング<400>と同ABSは、ヘッドライト上部やフロアー下部、テールカウルをマットアクシスグレーに統一。リアクッションのスプリング部をレッドに、前・後ホイールをマットアクシスグレーとした。ブレーキキャリパー色やシートについては<600>と同様の変更を行なっている。

シルバーウイング<600>の主な仕様は、全長2,275mm×全幅770mm×全高1,430mm、シート高730mm、車両重量245kg(ABS:249kg)、水冷4ストロークDOHC2気筒エンジン、排気量582cm3(ボア×ストロークφ72×71.5mm)、最高出力36kW(49ps)/7,000rpm、最大トルク53Nm(5.4kgm)/5,500rpm、セルフ式スターター、タンク容量16L、燃料:27.5km/L(60km/h定地走行テスト値)、タイヤサイズ:前120/80-14、後150/70-13。シルバーウイング<400>の仕様も<600>とほぼ同じ。最高出力28kW(38ps)/7,500rpm、最大トルク39Nm(4.0kgm)/6,000rpm、燃料:30km/Lとなる。

シルバーウイング<600>ABS ※パールサンビームホワイト(左)、ウイニングレッド(右)

シルバーウイング<400>ABS ※パールサンビームホワイト(左)、ウイニングレッド(右)