トヨタ、コンパクトモデル「ラクティス」をマイナーチェンジ

トヨタ自動車は、コンパクトモデル「ラクティス」について、ライト周りのデザイン変更や各部のカラー変更、装備の充実などのマイナーチェンジを行ない、12月20日より発売を開始した。併せて、福祉車両の「ウェルキャブ」についてもベース車と同様の改良を施し、車いす仕様車"タイプI"に"助手席側リヤシート無"を新設定した。価格はラクティスが142万8,000円から193万2,000円。同ウェルキャブが149万1,000円から231万円。

今回のマイナーチェンジでは、ヘッドランプ・リヤコンビネーションランプ・ホイールキャップなどのデザインや、フロントグリル・リヤライセンスガーニッシュの色を変更したほか、ボディカラーに新色の「コバルトブルーメタリック」などを含む全8色を設定している。室内では、シート・ドアトリム色に従来のダークグレーに加え、明るく上品なグレージュを採用。運転席アームレストも標準装備となった(Gグレード)。

装備については、SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグを全車に標準装備。また、ライトを自動で点灯・消灯する「コンライト」、後退時にシフトのリバース(後退)ポジションに連動して鏡面の角度を変える「リバース連動ドアミラー」を新設定した(一部グレードを除く)。

福祉車両の「ウェルキャブ」は、車いす仕様車"タイプI"に"助手席側リヤシート無"を新設定した。また、助手席リフトアップシート車は後席の足元スペースを拡大し、スイッチをリフトアップシートの右側にも配置した(運転席側。従来は左側のみ)。

さらに、足の不自由な方が手だけで運転できる"フレンドマチック車"を新設定。このフレンドマチック車とフレンドマチック取付用専用車"タイプII"には、車いすからの移乗性向上のため、座面下降機能を追加した新型専用運転席パワーシートを採用した(2008年3月下旬の発売を予定)。