日産自動車は19日、ミニバン「セレナ」にフロントグリルやバンパーのデザイン変更や、装備の充実を中心としたマイナーチェンジを行い、発売を開始した。価格は213万1,500円から334万2,150円。

セレナ「20G」(2WD)

セレナ「ハイウェイスター」(2WD)

「セレナ」は、広い室内、視界の良さ、シートアレンジの便利さや使いやすさなどにより、2007年累計ミニバン販売台数で1位(1~11月、自販連調べ)を獲得した人気モデル。今回のマイナーチェンジでは、フロントグリルやバンパー、ヘッドランプなどエクステリアのデザインを一新。また、サイドターンランプ内蔵電動格納式リモコンカラードドアミラーを全車に採用。ボディーカラーは、新色のキングフィッシャーブルー、ローズレッド、クールアイアンを加えた計8色を用意している。インテリアは、シート地やインストルメントパネルまわりのデザインを変更し、質感を向上させた。

装備としては、4つのカメラを用いて車両周囲を上から見下ろしたような映像をカーナビゲーション画面に映し出す「アラウンドビューモニター」(メーカーオプション)や、インテリジェントエアコンシステム(20Gに標準、その他にオプション)などが特長。メカニズムでは、ハイウェイスターに専用サスペンションを装備し、より安定した操作性と快適な乗り心地を実現。進行方向を照らすランプ「アクティブAFS」(ハイウェイスターに標準、その他にオプション)を採用し安全にも配慮している。環境性能では、2WD全車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」を達成。液晶オド・ツイントリップメーターに燃費表示機能を全車に追加した。

今回のマイナーチェンジに合わせ、オーテックジャパンから販売されるカスタムカー「ライダー」シリーズ、「ハイウェイスターアーバンセレクション」、および福祉車両の「アンシャンテ」シリーズも見直しを受けた。また、新型セレナは通常の商品ブランド広告に加え、有名キャラクターの「ガチャピン」「ムック」を広告で使用する。

セレナ「ライダー ハイパフォーマンススペック」(2WD)

セレナ「アンシャンテ セカンドスライドアップシート 20S」(2WD)