ソリューションシステムズは、プロ写真家やグラフィッククリエイター向けのカラーマネジメントシステム「Spyder3」を2008年1月中旬より発売開始すると発表した。今回、モニタキャリブレーションに特化した「Spyder3Elite」とさらにプリンタプロファイル作成システムを追加し、専用ケースに入った「Spyder3Studio」の2製品が用意される。

Spyder3Elite(左)とSpyder3Studio(右)。Spyder3Studioは、持ち運びに便利な専用ケースに入れて販売される

「Spyder3」は、新たに本体に7枚のセンサーカラーエンジンを採用し、前機種「Spyder2」と比べ約400%の光感度増加を実現。また、室内の環境光を測定できるセンサーも搭載し、照明環境を反映したカラーキャリブレーションが行えるようになった。さらにセンサー本体が小型化され、キャリブレーション速度も大きく向上している。液晶モニタ、CRTディスプレイはもちろん、ノートPCやプロジェクタのキャリブレーションにも対応する。付属するキャリブレーションソフトは、わかりやすいウィザード形式によるガイダンスに加え、エキスパートユーザー向けに1画面でまとめてオペレートできるモードも備えている。

対応OSはMac OS X v10.3以降、Windows 2000/XP/Vista。価格は「Spyder3Elite」が4万9,800円、「Spyder3Studio」が10万8,000円となっている。両製品とも出荷時期は2008年1月中旬の予定だ。