イーフロンティアは米MakeMusicの楽譜制作ソフト「Finale 2008」を2008年1月25日より発売する。「Finale」シリーズはマウスクリック、ステップ入力、MIDIキーボードを活用した高速ステップ入力、リアルタイム入力、マイク入力など多彩な音符入力方法を用途やレベルに合わせて選び、ピアノ譜やオーケストラスコア、現代音楽までさまざまなジャンルの表記に対応した楽譜制作ソフト。

楽譜ファイル上でオーディオトラックを扱える楽譜制作ソフト「Finale 2008」

最新バージョンであるFinale 2008では新機能として、楽譜ファイルの中でオーディオトラックを取り扱うことが可能となった。これによりMIDIの打ち込みでは表現不可能な本物のボーカルや生楽器音を活用しての音楽制作を実現。既存のオーディオファイルを読み込むだけでなく、Finale 2008でオーディオトラックに録音することも出来る。

「選択ツール」は旧バージョンの「ブロック編集ツール」の機能を統合、これまではブロック編集ツールでなくては行えなかった編集作業が、編集ツールを始めとして多くのツールで行えるようになった。またカット/ペースト/コピー/挿入の操作が改良され、自由自在にコピー&ペーストが可能となるなど、細かい部分も改良されている。

Finale 2008ではサンプラーとして「KONTAKT Player2」を利用し、サンプルライブラリとして「Garritan Instruments」が付属。このGarritan Instrumentsにも新たにサキソフォン、クワイア、ギター、ドラムセット、マーチングパーカッション、民族楽器などが新たに追加された。対応OSはWindows XP/ VistaおよびMac OS X v10.4以降でIntel Macにも対応する。価格はオープンで、推定市場価格は6万円前後。解説DVDをバンドルしたパッケージ「Finale 2008 解説DVD付き」も用意され、こちらは標準価格6万6,150円となっている。