米Barracuda Networksは、迷惑メール(スパム)の最新事情を調査したレポートを発表した。身元を隠して大量のスパムを送信する人々が、世界中で増加の一途をたどっている。

同レポートによれば、2007年に世界中で送受信された全メールのうち、スパムに分類されるメールは90~95%。迷惑メール規制を目的に、米国内でCAN-SPAM法が施行された2004年当時は、この割合が70%だったと報告されており、規制後もスパムの勢いは止まるところを知らない。

さらに、同社が260名を超える企業重役に対して実施した最新アンケート調査の結果によれば、約8人に1人が、毎日50通以上は迷惑メールを受信すると回答。電話や郵便による勧誘よりも、Eメールでのジャンク広告をストレスに感じる人が大半を占めたようだ。