「IPSiO SP C220」

リコーは13日、A4対応カラーレーザープリンタ「IPSiO」(イプシオ)シリーズ新製品として、「SP C220」を発表した。2008年1月17日発売予定で、店頭想定価格は6万円前後。

SP C220は、同社最小のコンパクトサイズ(W400×D450×H320mm)、およびモノクロレーザープリンター並みの体積(57.6リットル)を実現した製品で、設置面積は0.18平方メートルとなっている。これは、エンジンヘッド(作業部)の小型化、感光体の間隔の縮小(60mm)したことで奥行きを、また4色分を1工程で処理する水平型4連タンデム方式によるユニットレイアウトと、中間転写方式による用紙搬送パスの短縮化によって"高さ"を抑えたことによる。

同時にこれら機構によって、フルカラーおよびモノクロともに16枚/分(A4縦送り)の印刷スピードを実現。ファーストプリントタイムは14秒(A4縦送りで給紙トレイ利用時)、ウォームアップタイムは予熱モード時10秒、電源投入時・省エネモード時51秒となっている。

また、写真や画像の美しさに差が出る多値処理9600相当×600dpiの高画質、新開発オイルレスカラートナーによる高い表現力による印刷も特徴の1つ。自動画像位置調整機能により、色ずれセンサーによる画像位置の誤差検出と補正(倍率補正、スキュー補正)も可能だ。

トナーカートリッジは各色2000ページ印刷でき、ランニングコストはカラー16.4円/枚、モノクロ3.7円/枚。トナーセーブモード機能を搭載し、「アプライアンスドライバー」画面による設定を行うことで、トナー使用量を約40%カットできる。トナーと感光体ドラムを一体化した「オールインワントナーカートリッジ」によって管理が必要な消耗品数が減っており、管理の負担も軽減されている。

専用ユーティリティ「Smart Organizing Monitor」やWebブラウザ設定機能「Web Image Monitor」により、クライアントPCからネットワーク・用紙・システムなどが設定可能。消耗品の交換時期を電子メールで通知できるようになっている。

対応用紙は、給紙・手差しトレイとも普通紙、再生紙、カラー紙、ラベル紙、ハガキ(郵政事業製)、封筒。給紙量は給紙トレイ250枚(郵便はがき約50枚)、手差しトレイ1枚。

LAN機能(10BASE-T / 100BASE-TX)、USB 2.0を搭載。対応OSはWindows 2000 / XP / Server 2003 / Vista、Mac OS X 10.2.8~10.4.10(10.5は対応予定)。