日本デジタル研究所は3日、会計ソフト「JDL IBEX 会計 8」、および小規模法人・個人事業者向けPC経理ソフト「JDL IBEX 出納帳 8」を発表した。価格は13万4,400円、6万900円。販売は即日開始される。

JDL IBEX 会計 8

JDL IBEX 会計は、企業の本社と支社、顧問会計事務所間をインターネットで結ぶ「インターネット会計」、部門管理、損益予算管理、キャッシュ・フロー計算、資金繰り予想などの経営管理、消費税申告書、および償却資産申告書などの決算関連書籍の作成といった機能のほか、インターネット会計、および元本データを顧問会計事務所のネットワークサーバで管理し、JDL IBEX 会計 8を起動するとインターネットを通じて自動的に最新データが提供され、さらに処理終了時にはデータを会計事務所のサーバに自動登録する「JDL NDストレージ」が利用できる会計ソフト。さらには、インターネット経由でデータをデータセンターに保管できる「JDL ネット会計ストレージサービス Basic2」に対応し、自動ファイルバックアップ機能なども用意されている。

JDL IBEX 会計 8では、顧問会計事務所との連携機能を強化し、会計事務所からメール送付される、電子化された財務帳票や経営資料などを自動的に一括管理する「電子帳票一覧」機能が追加されたほか、会計事務所からのメールが着信するとメールの件名をメニュー画面のお知らせウィンドウに表示する機能も用意された。

JDL IBEX 出納帳 8

JDL IBEX 出納帳は、現金出納帳などの帳簿をつけるだけで仕訳を自動生成し、勘定科目を入力することなく試算表や決算書などの財務帳票が作成できるほか、インターネット経由での顧問会計事務所とのデータ送受信が可能な経理ソフト。

JDL IBEX 出納帳 8では、金融機関のオンラインサービス経由で入出金額や摘要などの預金取引の電子明細を取り込んで、預金出納帳へ自動転記する預金取引明細の自動記帳に対応した。また、リース料や保険料の支払いなど、毎月発生する取引をあらかじめ登録しておくことで一括入力が可能な「定期取引」、人名や会社名を摘要として登録することで取引明細の記帳においてその都度人名などを文字入力する手間を省ける「人名摘要」機能、電子帳票一覧機能も追加された。

いずれも対応OSはWindows Vista/XP。