ヤマハは29日、オーディオラック「GTR-1000」を発表した。発売は、12月下旬を予定しており、価格はオープンで、市場価格は5万円前後と予想される。

重量級のコンポーネントに最適な、「GTR-1000」。ブラックとブラウンバーチの2色が用意される

GTR-1000は、以前発売していた「GTR-1」の設計を受け継いだ重量級のラック。天板/底板/側板は50mm厚、棚板も31mm厚で、これらを隙間なく強固に組み立てることで剛性を確保。不要な振動を抑え、低域の解像度もアップする。耐過重は天板が120kg、棚板が35kgとなっている。サイズも580(W)×440(H)×440(D)mmと余裕を持たせてあり、大型のHi-Fiコンポーネントを収納しても、排熱などで問題が発生しにくい。また、天然木(樺材)突板仕上げにウレタンオープンポア塗装が施されており、同社のピュアオーディオ向けスピーカー「Soavo」シリーズにマッチする外観となっている。

内寸は幅480となっており、フルサイズのコンポーネンツを余裕で収納可能

同社は、12月にピュアオーディオコンポーネントの「A-S2000」、「CD-S2000」を発売予定だ。GTR-1000は、この2000シリーズを収納するのに最適なラックとして、発売されるとのことだ。これにより、同社のピュアオーディオコンポーネントのラインナップは、SACDプレーヤー、プリメインアンプ、スピーカー、そしてラックまで揃うこととなった。

なお、A-S2000のサイズは、435(W)×137(H)×465(D)mmとなっており、GTR-1000から若干はみ出す。しかしGTR-1000の背面は素通しになっており、後ろに少しはみ出させることで、配線がしやすくなるとのことだ。

仕上げ リアルウッド/ウレタン塗装
質量(棚板含む) 32kg
付属品 棚板×1/棚受けダボ×4/エンブレム×1