シマンテックは28日、ボットネットの対策に特化したセキュリティソフト「ノートン・アンチボット」のダウンロード販売を同社のオンラインストア「シマンテックストア」にて開始した。1ライセンスで3台のPCへのインストールが可能となり、価格は3,990円。価格には年間のアップデートサービスが含まれる。対応OSはWindows XP / Vista。

ボットネットは、悪意の第三者がPCを乗っ取る形態を採るマルウェア。IDや個人情報の窃取といった被害の他、スパム / フィッシングメールの送信や乗っ取ったPCを使った犯罪行為の踏み台として利用される恐れがある。

ノートン・アンチボットは、このようなボットネット対策に特化したセキュリティソフトとしてPC内のアプリケーションやプロセスを365日24時間で監視。有害・異常な動作をした瞬間に原因となるプログラムを発見・駆除する方法が用いられる。システムリソースが最小限に抑えられており、ボット検出のための手動スキャンも必要ないため、ユーザーは動作を気にすることなくボットネットへの対策を図ることができる。