葛飾北斎の肉筆風俗画40点が初めて"里帰り" - 江戸東京博物館で北斎展

    矢澤哲  [2007/11/28]

    江戸東京博物館では12月4日より、同館開館15周年を記念した特別展「北斎 ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」を開催する。期間は2008年1月27日まで。

    《端午節句》北斎工房 オランダ国立民族学博物館蔵(C)National Museum of Ethnology, Leiden

    長崎の出島に滞在したオランダ商館長たちは、江戸参府のとき葛飾北斎などに肉筆の風俗画を注文し、次の参府の際に注文した作品を祖国に持ち帰っていた。江戸の人々の暮らしぶりを描いたこれらの風俗画は、現在オランダ国立民族学博物館とフランス国立図書館に所蔵されている。この2カ所に分蔵されていた風俗画が今回初めて同時に里帰りする。

    同展では、オランダとフランスの2箇所に分蔵されていた北斎の風俗画から、いままで「知らなかった北斎」の姿を探り、あわせて「冨嶽三十六景」をはじめ、『北斎漫画』に代表される版画や版本、肉筆画、摺物など、初公開を含む北斎の名品など「知っている北斎」を紹介することで、2つの視点から江戸の絵師、北斎の芸術に迫る。

    開館時間は9時30分~17時30分、土曜日は~午後7時30分。休館日は12月10日、17日、25日と年末年始にあたる12月28日~1月1日で、1月2日・3日は11時より開館する。観覧料金は一般当日券が1,300円、常設展共通券は1,520円となっている。

    《冨嶽三十六景 凱風快晴》北斎 江戸東京博物館蔵(前期)、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵(後期)

    《提灯張り》北斎工房 フランス国立図書館蔵(C)Biblioth_que nationale de France

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