ヨドバシカメラは26日、東京・秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaにおいて、FOMA携帯電話の新商品「SH905i」(シャープ製)、「D905i」(三菱電機製)の販売開始および、新たな販売方式「バリューコース」「ベーシックコース」の導入開始を記念するイベントを実施した。記念イベントには、NTTドコモ代表取締役社長の中村維夫氏、ヨドバシカメラ代表取締役社長の藤沢昭和氏らが出席し、テープカットを行った。

ヨドバシカメラマルチメディアAkibaのエントランスホールでテープカットを行った

NTTドコモ 代表取締役社長 中村維夫氏

ヨドバシカメラ 代表取締役社長 藤沢昭和氏

記念イベントで中村氏は、905iシリーズの市場投入による純増シェアの回復への意気込みや、ユーザーが端末の購入の際、支払方法を選べる新たな販売方式「バリューコース」「ベーシックコース」の内容などを語った。「バリューコースは、大変お得なサービスだと自負している。今後はバリューコースを中心に展開していきたい」と述べ、従来の販売形態と比べて、端末の価格は高くなるが、割賦で購入できる点や月額基本使用料が安くなる点などをアピールした。

905iシリーズの展示台、SH905iとD905iが店舗入り口に並ぶ

905iシリーズの展示台の真上にバリューコースの基本料金表が

また、端末の長期使用を促す同販売方式による、端末の出荷台数低下の懸念に対して、「905iシリーズには、現在思いつくかぎりの機能を全て搭載している。携帯電話の機能としては、行き着くところまで行き着いた。当分の間、新端末にワンセグの搭載などの"大きな進化"はないだろう」と述べた。

記念イベントの後、同店舗内の905iシリーズの特設売り場が公開された。1階の入口付近には、「バリューコース」をわかりやすく説明するパネルが用意され、同日より販売する「SH905i」「D905i」は、入口すぐの場所に、店舗への来客者の目に入るよう陳列されていた。

同店での2機種の価格は、新規契約時にバリューコースで購入した場合50,400円で、別途3,000円の頭金が必要となる。端末代は一括払いのほか、4,200円×12回または2,100円×24回の分割払いも可能で、分割の場合も支払い総額は変わらない。これに加え、「iチャネル」「ゆうゆうコール」など指定のオプションに加入することで、3,000円の頭金を払わず購入することもできる。今週発売される残りの機種についてもすでに予定価格が明らかとなっており、「N905i」「P905i」「F905i」「SO905i」はD905i・SH905iと同じ50,400円、ワンセグ受信機能のない「N905iμ」のみ47,040円となっている。

「SH905i」「D905i」の価格は、新規契約時にバリューコースで購入した場合50,400円、別途3,000円の頭金が必要だが、「iチャネル」「ゆうゆうコール」など指定のオプションに加入すれば3,000円の頭金を払わず購入することもできる。端末代は一括払いのほか、4,200円×12回または2,100円×24回の分割払いも可能、分割の場合も支払い総額は変わらない。

ヨドバシカメラマルチメディアAkibaスタッフ手書きの購入例の説明

また、新料金プランの導入に伴うユーザーの混乱の対策として、各販売員によって充実した説明を行える体制を整えるほか、両プランを解説するパネルや配布資料などを用意するなどの対策をとるという。販売員によると、同日発売のSH905i、D905iの予約・販売状況は落ち着いているが、28日から販売されるP905i(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)は予約件数が多く、混雑が予想されるという。なお、同店舗では、D905iの購入者に先着でクオカード2,000円分をプレゼントするキャンペーンを行っている。