沖データは21日、同社のエントリー向けのA4カラーLEDプリンタ「C3400」の生産をブラジルで開始したと発表した。

同社は、1993年よりブラジル市場向けにモノクロLEDプリンタとドットプリンタの販売を開始し、1997年に販売会社を設立。1998年からはカラーLEDプリンタの販売、1999年10月にはドットインパクトプリンタの現地生産、2000年にモノクロページプリンタも現地生産を開始しており、2007年度は今回生産を開始するC3400を含めて3万台の生産を計画している。

A4カラーLEDプリンタ「C3400」

また、同社によれば、インクジェットを除くブラジルのビジネスプリンタ市場は、年間73万台の市場規模があり、中南米で第1位の大型市場だという。特にカラーページプリンタ市場は2008年に2006年の2倍の7万9,000台規模に成長すると予想している。しかし、ブラジルでは、輸入品に対する関税、売上税などが現地生産品に比べて高く設定されているため、カラーLEDプリンタの現地生産に踏切ることによって、2008年は10%以上のシェア獲得をブラジルのカラーページプリンタ市場で目指すとしている。