デザインエクスチェンジは、同社が運営するデザインのポータルサイトDEX WEBで、装丁家の平野甲賀氏がデザインしたフォント「コウガグロテスク 仮名フォント」と「コウガグロテスク06 漢字篇」の取り扱いを開始した。ともにパッケージ版とダウンロード版がある。

「コウガグロテスク 仮名フォント」は平野甲賀氏の膨大な描き文字の仕事の中から200点を厳選、再生してフォントとして収録したもの。収録内容は仮名フォント「kouga grotesque01~04」と手書きデータ200点となっている。

コウガグロテスク 仮名フォント(左)とコウガグロテスク06 漢字篇(右)。本好きならどこかで見たことのある平野甲賀氏の描き文字。プロのデザイナーだけでなく平野氏の装丁のファンにとっても魅力的な製品といえるだろう

「コウガグロテスク06 漢字篇」はJIS第一水準を含む漢字、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベット、約4,600文字を収録。InDesign、Illustratorの字形パレットなど異体字切り替え機能があるアプリケーションで別デザインの文字に切り替えられる。また、パッケージ版は平野甲賀氏の直筆サイン入りで、100部のみ製造の特別限定版となっている。

両製品ともWindows、Macintosh対応のOpentypeでの提供となる。DEX WEBでの価格はパッケージ版、ダウンロード版ともに「コウガグロテスク 仮名フォント」が1万3,650円、「コウガグロテスク06 漢字篇」が6万円となっている。