軽快なWebページを実現するにはYSlowなどの分析ツールを使って問題点を洗い出し、対策をとる方法が便利だ。軽快化にはいくつもの方法があるわけだが、なかでももっとも簡単で基本的な方法がページで使っているCSSやJavaScriptのコードを圧縮することである。すでに圧縮ツールとしてはJSMinやDojo compressor、YUI Compressorなどがある。

しかし逆はどうだろう。圧縮されたJavaScriptを逆に見やすいソースコードに展開しなおすツールがあってもいい。自身が作成したソースコードの整形や、Webページで利用されているJavaScriptソースコードの解析に利用できる。ここではそんなツールとしてEinars "elfz" Lielmanis氏の開発した「JS Beautifier」を紹介したい。

整形前のJavaScriptソースコード

JS Beautifierで整形したあとのJavaScriptソースコード

JS BeautifierはPHPで開発されたJavaScript整形アプリケーション。ライセンスは明記されていないが、ソースコード中には自由に使っていいとする旨の表記がある。JS Beautifierはデモンストレーションページが用意されているのでその動作は簡単に確認できる。デモサイトのテキストフィールドに整形されていないJavaScriptソースコードをペースとし「Beautify」ボタンを押すと、整形後のソースコードが表示される。