5ヶ月をかけて大幅な性能改善、Apache Synapse 1.1登場

    後藤大地  [2007/11/15]

    The Apache Web Services Project, the Apache Synapse teamは12日(米国時間)、Apache Synapseの最新版となる「Apache Synapse 1.1」を公開した。Apache SynapseはJavaやJavaScriptを使って開発されたESBエンジン。コネクティビティの向上に注力したプロダクトで、XML、XSLT、XPath、SOAP、HTTP、JMS、Web Services Security、Web Services Reliable Messaging (WS-RM)、SMTP、Web Services Addressingなど多くのオープンスタンダードをサポートしている。Java、JavaScript、Ruby、Groovyなどの言語による拡張も可能。

    1.1ではApache VFSベースのファイルシステムトランスポート(ファイルシステム、FTP、SFTP、JAR、ZIP、TAR、GZIP、Mine)がサポートされたほか、繰り返し処理を簡単にするためのスケジュールタスク機能の追加、XQueryに基づいたXMLトランスフォーメーション機能の追加、メッセージに依存しない仲介ロジック作成機能の追加、データベースロギング機能のサポート、既存のサービスの管理負荷やパフォーマンスの改善、巨大メッセージのバッチ処理のサポート、ロギングおよびトレーシング機能の改善などが実施されている。

    HTTP/HTTPSを使った非同期通信機能を実施する場合、Apache Synapseは高負荷時において高いスケーラビリティを発揮することが知られており、限られたスレッド数しか使わないにも関わらず数千の並列接続を処理できる。またストリーミングXML処理と組み合わせた場合には、業界トップのパフォーマンスを発揮するとされている。

    6月8日(米国時間)に初のメジャーリリースとなるApache Synapse 1.0が公開されたわけだが、5ヶ月かけて機能追加と大幅なパフォーマンス改善を実施したことになる。メッセージバスを探している場合Apache Synaose 1.1は魅力的な選択肢のひとつということになりそうだ。

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