FileMakerは13日(米国時間)、パーソナルデータベースソフト「Bento」のプレビュー版を公開した。動作環境はMac OS X 10.5(Leopard)のみ、ユニバーサルバイナリ化されたバイナリパッケージは同社Webサイトからダウンロードできる。

日本語の弁当のように語尾をのばして発音するBento(「o」の上にマクロン)は、10月にリリースされたLeopard専用に設計されている。FileMaker Proと異なりプログラミング機能は装備されていないものの、Leopard標準装備の住所録ソフト「アドレスブック」やスケジューラーの「iCal」など、他のアプリケーションと連携した動作が可能。Bentoを利用することで、住所氏名や電話番号などの情報をもとに、アプリケーション間を横断したパーソナルデータベースを構築できる。

その他の主要機能としては、アドレスブックやiCalを経由したiPhone/iPod touchおよび.Macとのデータ連携や、インクリメンタルサーチおよび複数条件の設定が可能な検索機能、Microsoft ExcelまたはiWork '08に付属のNumbersで作成したスプレッドシートのインポート機能などが挙げられる。各種文書や画像などのファイルをドラッグ&ドロップして情報を管理するなど、GTD(Getting Things Done)ソフト的な使い方も可能。

Bentoの正式リリースは、2008年1月の予定。プレビュー版の使用期限は、本日から3ヶ月後の2月14日に設定されている。

Leopard専用のパーソナルDB「Bento」プレビュー版が公開