トランスコスモスは8日、11月末より転送電話番号サービス「SmartNumber」のβ版を提供開始すると発表した。個人が所有している電話番号(携帯/固定/会社など)をVoIP番号(050~)にまとめ、転送や着信拒否設定などをWeb上で一元管理できるようにする。VoIP番号の発行料金は1件1,050円、月額525円での提供を予定している。

「SmartNumber」のサービス概要

SmartNumberの概要は次のとおり。ユーザーは、Webサイト上でVoIP番号を購入し、このオリジナル番号を使って発信したり各種転送設定を行う。Webサイトで設定できる内容は、転送、着信拒否、アドレス帳作成、履歴確認など。たとえば、相手にはVoIP番号を通知しておき、VoIP番号への着信をプライベート番号に転送させるという使い方がある。逆にVoIP番号で発信することも可能。Webサイト上で発信処理を行うと、通話相手先と登録済み番号に着信があり、両者がそれに出ることで通話が確立する。本サービスは、一般ユーザーから個人経営者などのビジネスユーザーまで、個々の利用目的に合ったシーンで活用できるという。今後は携帯電話などモバイル端末からも利用できるようにする予定。

SmartNumberの活用例

  • 番号登録が必要な懸賞応募やネットショッピング、オークションなど
  • ひとつの番号を多くの人が活用する学生サークルの連絡先など
  • 複数のビジネスで複数の番号が必要なオンラインショップ、サイドビジネスの連絡先など
  • 多くの番号をひとりの人が活用する接客業の連絡先など

同サービス利用時には会員登録が必要となる。各会員の利用状況は、ログとして蓄積しており、違法や悪質な利用を発見した際、迅速な措置がとれるよう体制を整えているという。

同社では、SmartNumberにおいて年間6億円の売上と、ユーザー数15万人を見込んでいる。