OpenPNEプロジェクトは30日、オープンソースのSNSエンジン「OpenPNE 2.10」をリリースした。デプロイメントにはApacheなどのWebサーバとPHP 4.3.x/5.0.x以降、データベースサーバとしてMySQL 4.0以降、携帯電話からメールを投稿する場合にはPostfix 2.1.x以降が必要。

メジャーアップグレードとなる今回のリリースでは、処理速度が向上したほか、レイアウトの改善や絵文字への対応など携帯電話版の操作性を大幅に改善。データベースサーバには、従来のMySQLにくわえPostgreSQLを選択できるようになった。SNS内活動状況の統計データやスキン/拡張機能の紹介など新着情報を表示する「管理画面ダッシュボード機能」、あらかじめアップロードされたスキンセットを管理画面から切り替える「スキンチェンジャー機能」も追加されている。

外部WebサービスをOpenPNE内に表示するアドオン「小窓」も増強、新たに20種以上が追加され、ニコニコ動画やぐるなび、FLO:Q、@nifty投票などのサービスに対応した。検索機能も強化され、トピック検索機能の追加とユーザインターフェイスの改良が行われた。

OpenPNEは、株式会社手嶋屋を主体として開発がスタートした、オープンソースのSNSサービス。いわゆるLAMP(Linux-Apache-MySQL-PHP)プラットフォーム上で動作し、PCと携帯電話のどちらからでもアクセスできるほか、日記や「あしあと」などSNSサービス大手mixiと同等の豊富な機能が用意されている。