麻生久美子が初の海外進出を果たした『ハーフェズ ペルシャの詩』の舞台挨拶が都内でおこなわれた。この作品はイラン版「ロミオとジュリエット」といえる愛の物語。東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されており、28日に発表となる同映画祭の最高賞「東京 サクラ グランプリ」を狙う一作。
麻生久美子は、劇中で実際に着用したピンク色の美しい民族衣装を着て登場。アボルファズル・ジャリリ監督とともに、作品を見終えたばかりの観客の前に現れた。せっかくの衣装を着ての登場だったが、観客は薄い反応。作中で見慣れてしまったせいか、「驚いてもらえなかったな」と残念な様子の麻生。司会の襟川クロに「自前みたいにすごくはまっています」といわれると、「ありがとうございます」と笑顔で答えつつも、「でも、スカーフが落ちるんですよね」。すると襟川に「もっと(額の)前ですよ。ポスターはそうなってますよ」といわれ、「なんで私がわかんないの?(笑)」と自分につっこみを入れ、麻生らしい微笑ましい一面を見せていた。
麻生は「今度イラン映画に出ると周りの人にいったら、危険なんじゃないかといわれました。でも、ぜんぜんそんなことはなくて。イランの人はユーモアがあって、毎日楽しく生きている。私たちとどこも変わらなかった。イランと日本の架け橋になれたらいいと思いました」と語った。
またこの作品について「理解するのが難しいと思いましたが、二度目に見たときにすーっと簡単にわかったんです。だから、ぜひ二度見てほしいと思います」と話した。
セリフはペルシャ語とアラビア語だったが、まずカタカナで音を書き、先生の発音を録画して覚えていったという。「いちばん長いセリフがあって、一生懸命に覚えたのに、本番がではその部分がなくなっていて。見せ場だったのに、とがっかりしました」というエピソードも披露した。
この日は、観客からの質問に答える「ティーチイン」の形がとられていたが、熱烈な麻生ファンが、麻生の芸名の由来や現在乗っている車を聞くという一幕も。映画とは関係のない質問であったが、麻生がにこやかに答えていたのも印象的だった。
『ハーフェズ ペルシャの詩』あらすじ
シャムセディン青年(メヒディ・モラディ)は、コーラン暗唱者だけに与えられる称号を 受け、"ハーフェズ"と呼ばれるようになる。そして、老師の娘で、外国育ちのナバート(麻生久美子)にコーランを教え始める。顔をあわせることはないが、コーランを通じて恋>におちていく二人。しかし、それは許されぬ恋だった。引き離された二人が再び出会う>ことはできるのであろうか……。
2008年1月19日より東京都写真美術館ホールほか、全国順次ロードショー。
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