累計発行部数3,200万部を誇る、超人気コミック『クローズ』の初の実写映画『クローズ ZERO』のイベントが25日、都内で行われた。本作は、東京国際映画祭の特別招待作品。高倍率の抽選の末選ばれた熱烈なファンの前に、小栗旬、山田孝之、やべきょうすけ、三池崇史監督が登場、撮影秘話などを披露した。
不吉な嫌われものであるカラス(crows)のような不良たち。『クローズ ZERO』は彼らの通う偏差値最低の男子校・鈴蘭男子高を舞台に、さまざまな派閥が勢力争いを繰り広げる物語で、謎の転校生・滝谷源治(小栗旬)と"百獣の王"と呼ばれるリーダー・芹沢多摩雄(山田孝之)の争いが見ものだ。原作にはないオリジナルストーリーで、映画化のオファーを断り続けた作者・高橋ヒロシも「めちゃめちゃ面白い」と絶賛する作品に仕上がっている。
"クローズ"らしく、全員が黒をベースにした衣装で登場。ファンたちの黄色い歓声が上がった。三池監督は、小栗を「二日酔いでも50人くらい倒せる男」と評し、二日酔い状態のまま現場に来ていたエピソードを披露。"レモンサワーの会"と名づけられた飲み会を毎夜のようにホテルで決行。酔っ払った小栗が部屋から閉め出しを食い、廊下を走り回っていたこともあったとか。
また、やべが「海にドボンと入るシーンで、右の鼓膜が破れてしまったんです」と話すと、ファンから「えーーー」と同情の声。すかさず、小栗が「そんなに大したことじゃないです」、三池監督も「なんだ、右だけ? って感じです」とつっこみ。現場の雰囲気のよさを垣間見たようだった。
小栗は、本作の売りのひとつであるアクションシーンに関してこんなエピソードを。「やべさんに、お前らアクションが下手過ぎだぞ、と言われて、ボクサーのところへ行ったんです。そしたら彼(山田)が、KOしてください、と。それは無理だ、と断られたんですけど、そのとき彼のストイックさを見ましたね」。そして小栗との殴り合いを演じた山田は、「殴ったときは、なんか飛んでくるんじゃないかと思いました。罪悪感があって」と言い、観衆の笑いを誘っていた。
最後にそれぞれがファンに向けてメッセージを送った。三池監督は「ぜひ劇場で楽しんでもらいたい映画です。こういうハードな映画も楽しいと思ってもらえたらいい」。やべは「アクションシーンがクローズアップされているが、人の心の痛みや絆、成長など全部を作品に収められてきたと思う。見ていただいて、何かを感じてもらえたらうれしい」。山田は「とにかく見てもらって、みんなに宣伝してください」。小栗は「全身全霊をこめて作った映画なんで、とうとう公開の日が来たなと思っています。こんなにそれぞれのキャラが立っている映画はそうはないと思うので、そのへんを見てもらえたら」と語った。
10月27日より全国東宝系ほかにて全国ロードショー。
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