The pgAdmin Development Teamは22日(オーストリア時間)、pgAdmin IIIの最新版となる「pgAdmin III 1.8.0」を公開した。pgAdmin IIIはC++で開発されたPostgreSQL専用のグラフィカル管理アプリケーション。The Artistic Licenseの下で公開されているプロダクトで、Windows、Linux、FreeBSD、Mac OS X、Solarisなど多くのプラットフォームで動作するという特徴がある。

pgAdmin III 1.8.0は1年近い歳月を費やして開発されたバージョンで、多くの新機能と改善が実施されている。当然チューニングやバグ修正も多数施されている。以前のバージョンを採用している場合にはpgAdmin III 1.8.0へのバージョンアップを検討するとともに、これまでPostgreSQLでpgAdmin IIIを使ってこなかった場合にはpgAdmin IIIの採用を検討してみるといいだろう。

pgAdmin III 1.8.0でのメジャーな機能はクエリツールに対するマクロ機能の追加、マルチパラメータアグリゲータのサポート、EnterpriseDB pl/pgsqlの統合、EDB-SPLデバッガの統合、PostgreSQL 8.3以降に対する列挙型のサポート、PostgreSQL 8.3におけるオペレータファミリのサポートやGUC値の許可などがある。